夏訪 故に夏バテ
月日が流れるのは早いもので、此の手記晒しも二ヶ月あまり更新せず放置していた。
そんな事を知った事かと言わんばかりに世の中は動いており、地球の奴も呑気に廻っている。
暑さが身体を侵食し始めた昨今。
身体が熱を帯びて、肌という肌から汗という塩水によく似た汁を出し続ける日々。
エアコンに頼らなければ恐らく死ぬのではないかと不安になる人々。
長袖から半袖と化す国民。
それにより肌がパンのように焦げて行く。
当然のように見えている此の私も、もう日本という国に毒されているに相違ない。
負けだ。私は負けを認める。
国に敗北した。闘いにすらならぬ。
これはネガティヴ思考だからではない。
いや、国ではない。
私が敗けたのは、太陽、貴様だ。
そろそろお前も休め、燃えるのをやめろ。
やめてくれ。
助けてくれ。
「痛いよう。い、太陽。
_________太陽……?」