排他的思想、世への反発。
愚者たり得るには集団からの孤立が必要である。
集団交流(チームワーク)が必須項目である昨今の人間生活に於いてそれは完全なる逸脱した行動であり、普遍なる思想を持つ人々からすれば暴挙と言ってもいい。
命令に従うのは余りにも簡単だ。
忠実な部下に変装するなど容易い。
ご機嫌伺いという名の自我の喪失、それで成り上がる者達、それもまた私は愚者であると心から思う。
私は誰なのか。
それを説明するには余りにも生きてきた道が短過ぎるのかもしれない。
私が何者であるかを説明出来るのは誰もいない。
何故なら、私ですら私を知り兼ねるからである。
鏡に写る人物は私ではない。
反転した、ただ顔面が恐ろしい程に似通っている虚像(ドッペルゲンガー)の他ならない。
自分など無い。ましてや他人も無い。
何も無くなっている。
1秒先の未来すら闇に埋もれている世界に、なぜ人は輝きを見出せる?
笑いすら起きない。
笑われているのにも関わらず。
忘却 忘却 そして
焼却。
_____Next?
No.
The End...