欲求
この世に数多に蔓延っている欲求と云う存在。
その幾多ある欲求の中でも人々に共通して存在するものといえば三大欲求にも選ばれた
「食欲、性欲、睡眠欲」 である。
空腹を紛らわせるために何かを食したいと思う感情であり
他者との営みに講じたいと感じる事であり
眠ることで身体を休めたいと感じる事である。
だが、決してこれらの3つを満たさなければ必ずしも死んでしまうわけではない。
それは誰もが熟知している事だろう。
そう、欲求というものは固い信念さえ有れば
自身で制御することが可能なのである。
極論ではあるが、犯罪と同じような立ち位置に欲求を置いてさえいれば、出したくても出せないという状況が完成してしまうのだ。
それに欲求というのは、その時一瞬の快楽、達成感、満足感を得られるだけであり、
人間単位でいう、数年後もそれらを得られているとは到底思い難い。
つまりはこうだ。
固い意思を待て。
自分をコントロールする術を持て。
我慢を極めるのだ。
さあ、君は選ばざるを得ない。
現在を満たすだけの愚者か
将又、未来を見据える観測者となるかを。