道程
人それぞれ辿る道というものは違う。
自分が目指している道が、ある人にとっては邪の道であるかも知れない。
自分が目指すべき道ではないと感じる道も、誰かの目指す場所であるかも知れない。
人生に於いて、道は前にしか無いらしい。
では、前進する、とは何なのか?
前とは何処か。
自分の見えている世界が前ならば、後ろも前になる。
後ろに振り向けば、それは後ろではなく、前になる。
横を向けばそこが自分の前になる。
成る程、道は前にしか無いのではなく、
私達は、前を"向かざるを得ない"のである。
懐古することは、人生への反逆を意味するだろうか。
昔はよかった、それを言うだけで人の成長はそこで止まる。
それもまた、良きかな良きかな。
選択肢は無限に存在するのだから。
「ダルマもまた
転ばざるを得なかった…?」