酩酊。
酒は飲み過ぎると気が高揚し、自我を失いかける。失いかけるどころでは止まらず、その場にいた記憶が消失する事も少なくはないだろう。
気分を害し、汚物を口から垂れ流す者もいる。
だが共通して言える事は、飲んでいる最中は皆快楽に溺れ、心身共にお祭り騒ぎであるのではないだろうか。
一種の薬物とも言えるのではないだろうか。
だが他人と自分は決して違う。同じペースで体に蓄えるのは危険である。
何時も、自分の速度を乱すことはしない方が良い。慌てずに、自分を見失うこと無かれ。
その場の流れに呑まれるな、自分は自分だ。
そして知る事だ。死は、常に迎えに来る準備を万全に整えていることを。